こんにちは、山口県宇部市の歯科・矯正歯科アールクリニックの歯科医師・院長の折田です。今日は、保護者が矯正治療に反対している場合について語らせていただきます。
矯正相談のなかで、本人(未成年者)は矯正治療を希望しているが、保護者は矯正治療に反対している場合があります。アールクリニックでは、このような相談内容は結構あります。まず、口腔内写真と顔貌写真を撮って、現状や矯正学的問題点などについての説明をします。
矯正歯科治療の必要がある場合は、保護者に対して、
1. 現状の咬合状態および矯正学的な問題点
2. 現時点で予想される治療方針
3. 治療を行わずに放置した場合に予想される経過
4. 成人になってから矯正した場合の予想される治療方法
5. 治療費や支払い方法
などについての説明を行い、家庭で十分に相談してきていただくようにしています。
経済的な理由で、現時点での治療を断念せざるをえない場合も少なくありません。そのため、本人が成人になってからでも矯正歯科治療ができることを伝えています。つまり、現状では、家庭の都合で治療を受けることはできなくても、将来、経済的に自立してから治療を受ける機会はいくらでもあることを本人に納得させることで、ストレスや不満はある程度軽減できるように話しています。
アールクリニックでも、小さいころから通院されている患者さんのなかで、成人になってから矯正治療を始められるかたはたくさんおられます。矯正歯科治療は何歳になっても受けることができます。ご安心を。