こんにちは、山口県宇部市の歯科・矯正歯科アールクリニックの歯科医師・院長の折田です。今日は、透明で目立たないマウスピース矯正について語らせていただきます。
欧米では、歯科矯正治療を受けていることが一種のステータスになるため、患者さんは積極的に治療を受け、治療中であることも隠すことがありません。しかし、従来のワイヤー矯正では、食事のときに硬いものや粘り気のあるものは気をつけて食べなければいけませんし、矯正装置に食べかすが付着しやすい、歯磨きがしにくいなどの不便さがあります。また、白く美しい歯が「魅力的な笑顔」の条件ですから、矯正装置をつけていることに「恥ずかしい」という気持ちはなくとも、目立たない装置があるなら、そちらを選ぶのは当然のことです。
「なるべく目立たず、食事に気を使わず、歯の手入れがしっかりできる、矯正装置がほしい」というニーズを受けて誕生したのが、マウスピース矯正です。マウスピース矯正とは、医療用プラスチック製のマウスピースを歯に装着する歯科矯正です。歯科医が作成した治療計画に沿って段階的に歯を動かしていくために、ステージ毎に新たなマウスピースを作成し、それを長時間装着することで、徐々に歯を動かしていく矯正方法です。
マウスピースは透明に近いため、装着していても見た目はほとんどわかりません。また、患者さん自身でマウスピースの取り外しが可能なことも、大きなメリットです。食事や歯磨きのときは外して、普段通りに食べたり、しっかり歯磨きをしたりすることができます。
矯正治療の見た目の問題を解消し、不快さや不便さを軽減する治療方法として、アメリカやヨーロッパをはじめとする先進国では、すでにマウスピース矯正が浸透しています。