山口県宇部市、山陽小野田市、山口市から大変多くの患者さんに来ていただいています歯科・矯正歯科アールクリニックです。矯正治療の気になることの1つで、親知らずを抜くべきかというお話があります。ひょっとすると「親知らずを抜いたほうが矯正治療を進めやすい」という話を耳にしたことがある方もいるかもしれません。今回は、矯正治療で親知らずを抜く理由と抜くメリット・デメリットについてお伝えいたします。
歯並びに悪影響がある親知らずは抜く
矯正治療を行うときに、歯並びに悪影響がある生え方をしている親知らずは抜くのが基本です。さらに症例によっては、親知らずだけでなく第一小臼歯や第二小臼歯を抜く場合もあります。なぜなら、歯がきれいに並ぶスペースをつくることが矯正治療において重要だからです。顎が小さい日本人は、歯がきれいに並ぶスペースが取れないケースが多く、矯正治療をする方の50%以上が抜歯をしていると言われています。ただし、なかには抜歯する必要のない親知らずもあります。正しい生え方で周りの歯に影響を与えない場合や、抜歯しない方が嚙み合わせのバランスが良い場合、抜歯は行いません。そのため、抜くor抜かないの勝手な自己判断はせず、必ず矯正歯科に相談することが大事です。
矯正治療で親知らずを抜くメリット・デメリット
まず、矯正治療で親知らずを抜く主なメリットは次の3つです。
- 歯がきれいに並ぶスペースができる
- 矯正後の後戻りが防げる
- 虫歯が防げる
歯がきれいに並ぶスペースをつくる他に、親知らずの抜歯をしておくと矯正後の後戻りが防げ、きれいな歯並びを保ちやすいメリットもあります。また、磨きにくい親知らずがなくなることで、虫歯や歯周病も防ぎやすくなります。
一方、矯正治療で親知らずを抜く主なデメリットは、次の2つです。
- 痛みや腫れが起こる可能性がある
- 抜歯の費用がかかる
抜歯により痛みや腫れが起き、少しの間生活に支障が出る可能性があります。また、矯正治療費に加え、抜歯の費用も必要となる場合があります。矯正による抜歯は、保険適用にならないので注意しましょう。
以上、矯正治療で親知らずを抜く理由と抜くメリット・デメリットについてお伝えしました。口腔内の状態によって、親知らずを抜いた方がよいか、抜かないで治療した方がよいかは異なります。正しい知識を持った矯正歯科に相談し、自分にとってベストな治療を選択していきましょう。当院では、日本成人矯正歯科学会の認定医が在籍しており、患者様の満足のいく結果を得られるよう充実した治療をご提供しております。 宇部市、山陽小野田市、山口市で矯正歯科や審美歯科に対応した歯科医院をお探しの際は、ぜひ「アールクリニック」までお気軽にお問い合わせくださいませ。